総務省 地域力創造シンポジウム 参加

今日は、1時15分から5時まで、有楽町朝日ホールで開催された　総務省主催の　地域力創造シンポジウム　に参加してきました。
午前中、議会だより編集委員会があったので、かなり走りました。

だいぶ前に、総務省のホームページで見つけて、参加の申し込みをしておいたのですが
行政関係者と国民を対象にしたシンポジウムで、ほとんどが行政の担当者のようでした。

スローガンは、『頑張る地方を応援するよ。』

開会のあいさつは、増田　寛也総務大臣の予定でしたが、内閣改造のため急遽事務次官に変更でした。

基調講演は、地域産業振興とまちづくり　　と題し　　一橋大学大学院商学研究科教授　　関　満博氏
　地域を豊かにしていくには
①　地場産業の再生、復活
②　企業誘致　　新産業の創造
③　農･食･暮らし　　を軸にした産業
　　　　特に　お金がかからないものが、農産物直売所・加工所･農家レストラン　の取り組みに着目しているとのことで、
　　　　地元の材料で、高齢者がいきいき働いている。
　　　　
総務省地域力創造審議官　　椎川　忍氏より、総務省施策紹介がありました。
①　定住自立圏構想の推進　　7月4日に立ち上げたばかり。１２がつまでに制度を作る。
②　頑張る地方応援プログラム
③　地域人材力活性化事業　　総務省の若手職員を派遣したり、先進市町の職員を登録し、他市町に派遣。
④　条件不利地域の振興　　　過疎･医師不足等
⑤　地域コミュニティの再生、地域間交流の促進　　こども農山漁村交流プロジェクト等

事例発表として、
岩手県宮古市長　熊坂　義裕氏　　「改革なくして合併なし」
　実は、7月に会派を中心とした議員仲間とプライベートで宮古市に行ったのです。
私は、行きの電車で知り合った宮古の地元の方に、岩がきとウニがでてきたと教わったので、宿に着くなり市場を目指し、岩がきとホヤ・ウニをゲットしたのですが、
一緒に行った和久井議員は、宮古市役所に出かけたのでした。
まだ市役所は開いていて、ワンストップサービスをやっていた。病院の受付のようで、番号で呼ばれて受付をすると、市民は一切紙に記入することなく、用が足りる。と話していたのでした。
そうだったのです。知らなかったのですが、改革派の市長だったのです。それも元開業医さん　なのです。

1市1町1村の合併をしたが、『人件費削減効果を二大施策に重点配分』
徹底した行財政改革
○　正職員数　７５３人→626人　　１６，９％　127人の削減　　　組織のフラット化→　課長補佐、係長廃止し横型組織へ転換
○　アウトソーシング
○　エントリー型入札の導入により落札率　９８，５％→８６，８％
○　学校統合

行革でういたお金で、子育て支援と産業振興を重点に行った。
結果　合計特殊出生率　１，６９　　　全国　　１，３２
また、産業は、地域の資源に全く依存しない業種を誘致・　　コネクター　
　現在３０社、1800人が働いている。

市長はどの産業を誘致するかについては、基調講演をした関教授の助言を得たり(関教授は宮古市の産業振興アドバイザー)
宮古市の産業支援センターは、産・民･学・官のﾈｯﾄﾜｰｸで構築している。
人口6万人の市ですが、中身がいろいろ詰っていることを知りました。

もう一度訪ねて、研修する価値があります。

事例発表は、
前飯田市企画部で地域再生診療所所長　井上　弘司氏　　「地域自立を促すツーリズムの力」
島根県桜江町桑茶生産組合　古野　俊彦　　「地域資源を生かした農業の６次産業化」
豊後高田市観光まちづくり(株)企画担当　金谷　俊樹氏　　「昭和のまちづくり　～その過去･現在。未来～」
と続きます。
豊後高田では、まちの個性を探すのに５年かかっています。　昭和　をみつけたのだそうです。
よそにはない、その町の特性、個性を見出すのに　そんなに時間をかけたのですね。
本気が伝わります。

今日も沢山の「宝」を仕入れてきた気がします。

蓮田の「頑張る地方応援プログラム」については

　　　　http://www.city.hasuda.saitama.jp/section/hp_kikaku/ganbaru/index.html

　をみてくださいね。

埼玉県内の市町の｢頑張る地方応援プログラム｣については、

　　　　http://www.soumu.go.jp/ganbaru/project/index.html#saitama

をみてくださいね。

全国の市町の｢頑張る地方応援プログラム｣については、

　　　　http://www.soumu.go.jp/ganbaru/project/index.html

をみてくださいね。

全国でさまざまな取り組みがされています。