埼玉県自殺対策シンポジウム
今日1時から桶川市民ホールで、県主催の自殺対策シンポジウムが開催されたので行って来ました。
私は新聞で見つけたのですが、仲間に伝えたら既に申し込みしたということでした。
仲間というのは、まちづくりを考える会で一緒に活動している
埼玉メンタル・カウンセリング協会の大田さんです。
大田さんは、うつ病の人やそのご家族のカウンセリングを行っています。
またその治療の啓蒙のため全国を飛び回っています。
今年の前半は、大阪と北海道で講習会を開くといっていました。
今日のシンポジウムは、とても盛りだくさんの内容で、
専門家として、防衛医科大学校精神科学講座教授 野村総一郎氏の
「こころの健康と自殺対策」という題で講演がありました。
その後、自殺で家族を亡くした自死遺族のかたの体験談を
ビデオと体験発表で聞きました。
その後パネルディスカッション。
テーマーは「いのちの尊さを考える~今、私たちにできること」
参加者は、自死遺族のかた、自死遺族のかたで自死遺族のために語り合う場を提供している人
県保健医療部の課長、県立精神保健福祉センターの担当、NHKディレクターの時、自死遺族を取材し彼らを支える機関がないことに気づき、自らNPO ライフリンクを立ち上げた清水さん。
毎年30,000人の人が自殺でなくなっています。
埼玉県では1,400人/年 で、交通事故で亡くなる人の5倍になるそうです。
中高年の自殺者が他の年齢の自殺者に比べて多いことから、当然残された遺族には、子どもたちが多いことになります。
ライフリンクの清水さんや自死遺族のこどもたちが、署名を集め、国に自殺対策の推進を訴えた結果
2006年 自殺対策基本法が成立しました
埼玉県では、2007年 自殺対策連絡協議会を発足し、昨年9月に提言をだしました。
施策の基本は、自殺の防止(サインを見落とさない、病気の治療)と
自死遺族のかたを孤立させないこと。
県は今後、施策の推進に向け行政・民間・専門機関・等の協力体制を整備していくことになります。
大田さんは早速県に協力を申し入れ、話し合いに入ることになっています。
今日会場で、蓮田市の保健センター職員の方、民生委員さんにもお会いしました。
蓮田における自殺対策を担うのは、やっぱり保健センターかなぁと思いますし、
民生委員さんや地域の協力も必要です。
私にできることは、何か?
これからじっくり考えていきたいと思います。
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