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公立・公的病院再編統合問題~東埼玉病院はどうなるか

本日午後12時30分より中央公民館にて、表題の勉強会があり、参加しました。


厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」は昨年の9月26日に公立病院と公的病院の424病院について「再編統合について特に議論が必要」とする分析をまとめ病院名を公表しました。

この中に黒浜にある、独立行政法人国立病院機構・東埼玉病院が含まれていました。

再編統合がひつようとした理由は、以下の① ②のいずれかに該当した病院とされています。

①ガン・心疾患・脳卒中・救急・小児・周産期・災害・へき地・研修・派遣機能の9領域すべてで診療実績が特に少ない。

②ガン・心疾患・脳卒中・救急・小児・周産期の6領域すべてで類似した機能の病院が自動車で20分以内の距離にある。

東埼玉病院は、①の9領域すべてを行っているわけではありませんね。救急病院でもないし、また日ごろから私たちが、診察に訪れる病院というわけでもありません。

東埼玉病院は、筋ジストロフィー、また重度心身障がいのかた、エイズや結核などの難病に対し専門医療を行う、患者や家族にとって、なくてはならない病院なのです。

今日の勉強会では、東埼玉病院に勤務されている看護師の方から、病院の中で不安感が広がっていること、また筋ジスの患者・家族が身近にいる方から、東埼玉病院には関東近郊から患者さんが来ていること、病院がなくなったら本当に困ることなど、お話を伺いました。

また、ご自身が結核を患った経験のある方から「結核は誰でもがかかる可能性がある。民間の病院では結核を見つけられる医者が大変少なく、東埼玉病院にたどり着くまでたらい回しにされる。」

東埼玉病院でボランティアをされている方からは、買い物支援や車いすの清掃ボランティアの話をお聞きしました。まだまだ足りないそうです。

再編統合問題は、蓮田市を含む利根地域医療構想協議会が3月末までに方向性を決定し、9月末までに国に報告するという予定です。

医療費抑制という目的があるとは言うものの、地域の実情を全く聞かない無謀な、一方的なやりかたで、認めるわけにはいきません。。

今後の活動として、424病院への「再検証」要請を撤回し、地域医療の拡充を求める署名活動を行うこと。議会において国に意見書を上げること。などを確認しました。

難病のコアセンターとしての機能、在宅医療の中心を担っていること。東埼玉病院の医療内容は、近くに住んでいても知らない人が多いです。もっともっと、地域や地域だけでなく広域にとって、なくてはならない病院だということを発信していかなくては・・・・と感じました。


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