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民生文教委員会行政視察報告 1、

ブログアクセスに不具合があり、報告が遅れました

10月2日~4日にかけ、富山県南砺市、富山市、石川県白山市に視察に行きました。

南砺市の視察項目は、「地域ケアシステムについて」です。

南砺市は、高齢化率が高いことを逆手にとり、「高齢化でも幸せに地域で暮らせるまちをつくる・・・最先端を目指す! 日本の高齢化のまちづくりのモデルになる!!」とばかりに、とても積極的に施策を進めておられました。


南砺市は、15年前に4市4町が合併。面積668㎢、人口50000人。

そのため井波総合病院をはじめ、公立の病院が複数ある。在宅医療は、南砺市民病院、南砺中央病院を中心に、市外のまちと広域連合をつくり、南砺市介護福祉支援センターで運営。また、医療局をつくり、7病院・診療所とは、共通カルテ、共通診察券を発行している。医師不足解消のため、南砺市民病院に総合診療科を設置し、総合医をめざす研修医の受け入れを開始し、若い医師を育成。一部が総合医として南砺市に定着。


平成28年から「福祉課」と「健康課」を合わせ、「地域包括医療ケア部」に再編。29年1月、南砺市地域包括ケアセンターを開設。

地域包括医療・ケアを提供する前の前提として、自助、互助、共助、公助の役割分担を確立した。それぞれの地域で互助を進めるための人材育成に取り組む。互助とは、介護を「自分事」ととらえる、地域住民の意識改革と協力が必要。


・地域医療再生マイスター養成講座
・地域医療を守り育てる会
・なんと住民マイスターの会
・令和元年5月~コミュニティ・メディカルデザイナー養成講座

南砺市の地域包括医療ケアまちづくり規範

・介護が必要になっても、家族と共に安心して暮らせ、自宅で穏やかかな死が迎えられる

・一人暮らしの認知症の方が笑顔で暮らせる

すばらしい!!  そしてこの目標を実現するために、住民が自分事として、積極的に参加していくのです。

合併で多くの公共施設が余っている、そこを利用して地域が「介護予防・日常生活支援総合事業」のうち通所型介護サービスBの事業所を始めるときに、市から施設改修や備品購入の予算が出る。現在6事業所がオープンし1事業所が準備中。

また、地域で「らくらくサロン」を実施するときも、実施回数に応じて市から補助金が出る。

これらとは別に31の小学校区に「小規模多機能自治」として、見守り事業 ・買い物支援事業 等地域の問題解決のための事業が始まった。


とにかく高齢化率が40%近いという特性を逆手にとって、「地域医療介護のパイオニアになる!!」と、様々に施策に取り組んでいることを感じた。

地域づくりは人づくり!と真っ先に人材育成に取り組み、住民の意識を喚起したことで、住民の皆さんが、「他人ごとではなく、自分のこと」と自覚し、手をつないで動いたことがすばらしい。

蓮田市の高齢化率も、県内3位です。高齢の皆様がいきいき地域で暮らす仕組みが用意されていますが、地域での日常生活支援の総合事業は、まだ進んでいませんね。誰がやるのか?どこでやるのか? 南砺市は公共施設が一杯余っているからいいけど・・・・課題はありますが、高齢者支援はまったなしです。






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